「AC5Mってどんなギター?」
「エレアコが欲しい」
「ちょっといいギターが欲しい」
そんな方のために今回ご紹介するのは、『YAMAHA AC5M ARE』です。
AC5Mを使って5年になり、どんなギターなのかわかってきたのでこの記事でまとめてみようと思います。
エレアコ選びの候補の一つとして是非ご検討ください。
結論です。
- 生音は普通
- ピックアップは優秀
- 練習からライブレコーディングまで幅広く使える
- 初心者から〜中級者までカバーできる
特徴を紹介した後に、順番に解説していきます。
YAMAHA 「AC5M ARE」の特徴
『AC5M ARE』は、ピックアップが魅力的な「Aシリーズ」の中の一本です。
製品名の表記
- シリーズ…「Aシリーズ」の他には「Lシリーズ」「FG/FSシリーズ」「Fシリーズ」…など
- ボディシェイプ…ウェスタンカッタウェイボディの『A』タイプ、フォークカッタウェイボディの『AC』タイプがある
- グレード…「A1」「A2」「A4K」「A5」があり、数字が大きくなるほどグレードが高くなる(「A4K」は生産完了」)
- 裏・側板の木材…ローズウッドモデルの『R』、マホガニーモデルの『M』がある。
「AC5M ARE」の「ARE」は、ヤマハの独自技術 『A.R.E 処理』が施されている製品を示します。新たに開発されたブレイシング形状により新品でも長年弾き込まれたかのような豊かな鳴りを実現しているそうです。
筆者が使ってみて感じる最大の特徴はやはりピックアップ。
このピックアップをどれだけ使うかが購入の決め手になると思います。
特徴はこのくらいに留めておきます。詳しくはYAMAHAオフィシャルサイトをご覧ください。
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/guitars_basses/ac_guitars/index.html
本題のレビューに移ります。
生音は普通
ややマイナスに称しました。
「特別いい音がする訳ではないけど、悪い音でもない」という印象です。
筆者は生音に特に不満はありません。
比較するとわかりやすいので、筆者がこれまでに買ったギターとAC5Mを比べてみます。
「1万円くらいのギター」→「YAMAHA AC5M ARE」
「1万円くらいのギター」から持ち替えた時には、その差にびっくりしたのを覚えています。チューニングは全然狂わないし音の安定感が全然違う。「これまでのギターは何だったんだ」と思うくらい。それにピックアップもついてる。お金を出してそれに十分に応えるものが来たという感じです。
もし、同じように比較的安いギターから乗り換えるのであれば全く不足はないと思います。
「YAMAHA AC5M ARE」→「Martin OMJM」
Martinのギターと比べてると少し劣りを感じる気がします。
Martinほどの音圧・響き・鳴り・ブランド感はないと感じます。
以上を踏まえて、今回は「生音は普通」と評します。
ピックアップは優秀
ピックアップが一番の特徴であり魅力だと思います。
ピックアップは優秀です。
ラインを通すことで臨場感が生まれ、「こんなにいい音だったっけ?」と思うほどです。
Aシリーズのグレード♯3以降には、オリジナルのピックアップシステム「SYSTEM71(SRT2システム)」が搭載されています。
ピックアップシステム「SYSTEM71(SRT2システム)」
ピックアップシステム「SRT2」は、ステージで最大限のパフォーマンスを発揮できることを目指して開発されました。ピエゾが拾う生音と、レコーディングスタジオのビンテージマイクで録音された音をブレンドすることにより、マイクで録ったような広がりのある音色をステージで実現します。
「SRT2」では、ピエゾピックアップサウンドと、マイクサウンドのブレンド具合を調節することができます。 さらに2種類の異なるマイクで録音されたサウンドを使い分けることで、プレイスタイルや曲調に応じた音色を自由にアレンジできます。
ヤマハ|Aシリーズ-アコースティック-ギター概要
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/guitars_basses/ac_guitars/a_series/index.html
ビンテージマイクで録音された音が入っているようで、筆者もこのマイクサウンドが好きです。
ピックアップを通すと電気信号っぽくなりがちですが、これはマイクの前でギターを弾いている感覚に近いです。
ピエゾとマイクのブレンドも調整できるので曲調に合わせて変えることができます。
ライブやレコーディングで使用することが人には重宝されると思います。
練習からライブ・レコーディングまで幅広く使える
このギターの音質と優秀なピックアップがあれば幅広い場面で使用することができます。
自宅で練習するには十分、ライブやレコーディングでもそのポテンシャルをしっかりと発揮してくれます。
筆者はアコースティックギターはこの1本しか持ってなかったですが、不足に感じたことはありませんでした。
自宅では弾き語りの練習、ライブ配信、「SYNCROOM」でのセッション、曲の録音などをやってましたが、ラインに繋ぐことで全部この1本で対応することができました。
ステージに立った時にはしっかりといい音で活躍してくれました。
「1本ちゃんとしたエレアコを持っていれば安心」そんな感じです。
初心者〜中級者まで使える
ギターを始めたばかりの初心者から、ライブやレコーディングをする中級者までカバーできるギターです。
筆者もギターを始めたての頃から、5〜6年経った現在まで不足なく使うことができています。
一番最初に買った「1万円くらいのギター」から買い替えるときは、「何本も買うよりいいものを1本買った方がいい」と言い聞かせて、十数万円を支払った記憶があります。
結果は、おおむねその通りで、このギターには初心者から中級者まで連れてきてもらったと思っています。
練習、セッション、ライブ配信、録音、ステージでのライブ…
いろんなことを経験して成長できると思いますが、このギターにそれをサポートしてもらいました。
上級者だからといって使えないこともありません。
初心者から中級者までは間違いなくカバーできるギターだと思います。
その他
その他、筆者が使ってみて感じるおすすめポイントを書きます。
自動でハウリングを回避するARF機能
筆者はそもそもライブの機会が少なかったので活かすことはなかったですが、付いていて悪くない機能。
ハイフレット演奏がしやすいカッタウェイ
カッタウェイがないギターを弾いて初めて気付きますが、カッタウェイの有無でハイフレットでの演奏のしやすさが全然違います。最初は意外と気にしないポイントだと思います。
かっこいいピックガード
個人的な趣向ですが、このピックガードのデザインや形状が好きです。
コンパクトめの指板
肌感覚ですが指板の感覚が狭い?気がします。
まとめ
筆者が5年間使っている「YAMAHA AC5M ARE」についてご紹介してきました。
- 生音は普通
- ピックアップは優秀
- 練習からライブレコーディングまで幅広く使える
- 初心者から〜中級者までカバーできる
エレアコの候補として是非検討してみてください。
今回の楽器が気になった方は下記販売サイトで購入できます。
これからも筆者が持っている機材について紹介していきます。
John Mayer関連の機材が多くなると思います、気になる方は是非読んでいってください。
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