Blues Junior vs Blues Cube Hot おすすめは?(レビュー・機材紹介)

Fender vs Roland

こんにちはカラフルです。

ギターを続けていると、

「そろそろ本格的な自宅用アンプが欲しい」
「真空管アンプが気になる」

って思うんですよね。

でもアンプの種類は沢山あって、選ぶの難しい〜。

今回は本格的な自宅用アンプとして検討される
Blues JuniorBlues Cube Hotをご紹介します。

Blues Cube Hot を5年使用ている筆者ですが、
どちらも捨て難い高品質なアンプ。

筆者が購入時に迷った経験も踏まえご紹介していきます。

結 論

Blues Juniorがおすすめな人
「いつか“真空管アンプ”を所有したい人」
「いつかは“真空管アンプ”を買う気がする人」

Blues Cube Hotがおすすめな人
「真空管アンプを導入できる環境がない人」
「真空管アンプにそこまでこだわらない人」

目次

Blues Junior

Fender公式サイトhttps://www.fender.com/ja-JP/guitar-amplifiers/vintage-pro-tube/blues-junior-iv/2231507000.html

Fender社から発売されている真空管の15W小型コンボアンプ、世界中から伝統的に愛されているアンプの一つです。

改良が重ねられて、現在販売されているのは「Blues Junior Ⅳ」。

数々のギタープレイヤーが愛用し、YouTubeやレビューを見ても軒並み高評価のアンプです。

特徴は、Fenderの伝統的な真空管クリーントーン、ボリュームを上げたときのブルージーなドライブトーン。

そして何より、これを10万円程度で手に入れられる点。

真空管アンプのエントリーモデルとしてコスパに優れたアンプです。

Blues Cube

Roland社から発売されている、
ソリッドステート(トランジスタ)アンプです。

Roland社のTube Logicテクノロジーによって、
真空管アンプの挙動を再現しています。

Blues Cubeシリーズの特徴

  • 真空管アンプのようなメンテナンスは不要
  • 真空管アンプに比べて軽量で持ち運びやすい
  • パワー・コントロール・スイッチ搭載
  • 真空管のようなウォームなトーン

Blues Cubeシリーズの豊富なラインナップを紹介します。

Blues Cube Hot(筆者購入)

Blues Cube Hot

Blues Cubeシリーズのエントリーモデル。

1ボリューム、1マスターのシングルチャンネル。
定格出力30W、価格約6万円。

Blues Cube Stage

Blues Cube Stage

クリーンとクランチの2つの独立したチャンネルを搭載したモデル。

定格出力60W、価格約9万円。

Blues Cube Artist

Blues Cube Artist

クリーンとクランチの2つの独立したチャンネルを搭載したモデル。

エフェクトループ、Presence、トレモロ付き。
定格出力80W、価格約10万円。

Blues Cube Artist212

Blues Cube Artist212

クリーン・クランチ2つの独立したチャンネルを搭載し、12インチスピーカー2基搭載したライブ用モデル。

エフェクトループ、Presence、トレモロ付き。
定格出力85W、価格約13万円。

Blues Cube Tour

Blues Cube Tour

Blues Cubeシリーズフラッグシップモデル。

定格出力100Wヘッドアンプ、価格約15万円。

Tone Capsule

Tone Capsule

※対応機種:Blues Cube Stage,  Blues Cube Artist,  Blues Cube Artist212

真空管のような形をしたカプセルをアンプの背面に取り付けることによって、回路特性をモディファイするユニット。

Robben FordやEric Jonsonのトーンなどいくつかある。

レビューを見てみると、
「音が劇的によくなる」など高評価がいくつも見られ、「Stage」「Artist」を購入する人は試してみる価値ありと思います。

Blues Junior × Blues Cube Hot 比較

スクロールできます
 Blues JuniorBlues Cube Hot
定格出力15W30W
高さ×幅×奥行き(cm)40.6 × 45.72 × 24.941.3 × 43.3 × 23.9
重さ14.3kg12.6kg
スピーカーCelestion製12インチ×1基専用設計12インチ×1基
価格
(サウンドハウス執筆時点)
¥99,800(税込)¥57,030(税込)
Blue Junior × Blues Cube Hot 比較表

Blues Junior

Blues Junior 上面
Blues Junior 背面

Blues Cube Hot

Blues Cube Hot 上面
Blues Cube Hot 背面

どっちがおすすめ?

Blues Juniorがおすすめな人

Blues Juniorがおすすめな人は、
「いつか真空管アンプを所有したい」
「いつか真空管アンプを買う気がする」

という人

初めての真空管アンプならBlues Juniorを買っておけば間違いないと思っています。

世界中のプレイヤーから支持され、高評価を得ています。

アンプ市場の相場感や全体図がよく見えず、
アンプ選びに困っている人
まだアンプよくわからないけど、
とりあえず真空管アンプが欲しい人
にもBlues Juniorをおすすめします。

真空管アンプの価値

エレキギターは電気的な楽器なので、
演奏でどれだけ人間的な温もりを与えられるかが大事かなと思っています。

革新的な技術で真空管とトランジスタの差は埋まってきていますが、人間臭さが反映されて温かみが現れる真空管アンプはまだまだ貴重な存在だと思います。

真空管アンプで弾いたときの、あの「生の音」という感じは他では得られません。

いつか真空管アンプを買う日がくる

真空管アンプは憧れでもあります。

「いつかは真空管アンプを所有してみたい」という人は多いはず。

「いつか真空管アンプを所有したい」気持ちがあれば、ギターを続ける限り真空管アンプを買う日が来るはず。(私は来ました。)

いつか買うなら、
早めに買っておいてもいいと思います。

Blues Cube Hotがおすすめな人

Blues Cubeがおすすめな人は、
「真空管アンプを導入できる環境がない」
「真空管アンプにそこまでこだわらない」

という人

もし真空管アンプが現実的に導入不可、
もしくは「真空管にこだわらない」ならば、
次の候補はBlues Cube。

Blues Cubeは便利な機能が充実しおり、
挙動は真空管アンプと遜色ありません。

真空管アンプを導入するときの問題

真空管アンプを導入するときに避けて通れない問題は、やはり音の大きさです。

真空管アンプの「いい音」は、ある程度音量を上げないと得られません。

この音量をどれだけ許容できるかが、真空管アンプを選ぶときの現実的な基準になると思います。

いくら真空管アンプが欲しくても、
導入する場所の環境はどうしても無視できません。

音量があまり出せない環境でも真空管アンプを有効に使うためには、他の高価な機材の導入を考えないといけません。

しかし、
Bluse Cubeは一台でこの問題をクリアします。

パワー・コントロール機能

Blues Cubeにはパワー・コントロール機能が搭載されています。

つまみを回すことで自在に、
「0.5W ・10W・15W・MAX(30W)」
を切り替えることができます。

パワー・コントロール機能

歪ませるためにボリュームを上げても、パワー・コントロールを下げれば音が大きくなるのを防ぐことができる。

小さな音量でも真空管らしい歪みを得られると言うこと。

肌感覚では、

パワー・コントロールを下げると、音の雰囲気は変化せず、スケール感(規模感)が変化していきます。

パワーMAXで部屋中に鳴り響いてたものが、パワー15Wだと半径3m以内に、パワー10Wだと半径2m以内に、、、

というようにダウンサイズしていくイメージです。

それを考慮しながらボリュームやマスターを調整することで、このアンプの幅広い音を使いこなすことができます。

「PHONES端子」「REC OUT端子」

Blues Cube Hot 背面

地味ですが、あると便利な機能です。

PHONES端子

ヘッドホンを接続することができます。

もちろんイヤホン端子でも変換プラグを使うことで接続できます。

ヘッドホンが接続できると、夜中でも練習ができます。

真空管アンプは必ず音が出てしまうので、これができません。

日本の住宅環境を考えると、ほとんどの人は夜に練習できず、練習にかなり気を遣うことになります。

これが意外とストレスで、「ギターを弾こう」と思っても環境のせいで練習ができないのは勿体無いです。

ヘッドホンを接続できる「PHONE端子」があるかは、快適性に大きく関わってくる要素だと思います。

REC OUT端子

市販のUSBケーブルでパソコンと繋ぐことでそのまま録音できます。

SNSやYouTubeが普及して宅録が当たり前になってるので、この端子があるだけでとても便利です。

通常、真空管アンプの音を録音するには、次の2つの方法が考えられます。

  1. マイクで録音する
  2. 「Universal Audio OX」など、ロードボックスと言われる機材を接続する

上記の方法は、好みの音にこだわって録音できますが、ハードルが少し高くなります。

❶はマイクを別途購入する必要があり、セッティングに手間がかかる。

❷は20万円くらいするので敷居が高い。

Universal Audio OX

どちらもアンプを購入しただけでは完結できません。

Blues Cubeは「REC OUT端子」を備えているので、家にあるUSBケーブルだけで宅録に挑むことができます。

YouTubeやInstagram投稿へのハードルが下がるのは大きなポイントです。

真空管アンプに迫る音

ローランド社のテクノロジー「Tube Logic」でビンテージの真空管アンプの挙動を再現しています。

自宅用アンプの「YAMAHA THR」と比べると、音の迫力、粘り気、サスティーンなどに差があり、Blues Cubeからは真空管アンプが感じられます。

特にサスティーンに関しては、歪みエフェクターやコンプを繋がなくても、このアンプだけで豊潤に得られるのが面白いです。

Liveで聴くような音が簡単に得られるので、このアンプで練習することで自分の演奏に新たな視点を得られるかもしれません。

出力は30Wあるので、自宅練習はもちろんライブでも十分に使用できます。

まとめ

本格的な自宅用アンプとして検討される「Blues Junior」と「Blues Cube Hot」についてご紹介しました。

Blues Juniorは、
「いつか“真空管アンプ”を所有したい」
「いつかは“真空管アンプ”を買う気がする」
という人におおすすめ

Blues Cube Hotは、
「真空管アンプを導入できる環境がない」
「真空管アンプに“そこまで”こだわらない」
という人におすすめ

この機会に、理想のアンプを手に入れて素敵なギターライフを送りましょう。

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このブログを運営している人

大人になってから音楽を始めて、ほぼ独学で1から学んでいます。日々学んだことや、使っている機材の情報などをU Pしていきます。現在はコーヒーのことや日常で感じる「こんな情報があったらいいのに」というような悩みを解決できるブログを目指しています。

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